あなたは好きな人とLINE(ライン)をしているとき、長く続いてしまって終わらせ方に困ったことはないですか?
LINEで好きな人との会話がうまく盛り上がっても、相手からの好感度を下げてしまうLINEの終わらせ方をしてしまうと台無しですよね。
物事の終わりはその物事全体の印象に大きな影響を与えるということは、心理学の実験で証明されています。
好きな人に好印象を与えるLINEの終わらせ方を学んで、相手に好意を抱かせましょう。
LINEの終わらせ方が大事な理由
モテるLINEの終わらせ方を紹介する前に、まずはLINEの終わらせ方が大事な理由を説明します。
LINEを終わらせるときには、「親近効果」「ピーク・エンドの法則」の2つの心理効果が関わっています。
親近効果
親近効果とは、 最後に与えられた情報が後の判断に影響を与える心理効果のことです。
つまり、LINEを終わらせるときの会話はあなたの印象に大きな影響を与えるのです。
親近効果については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください!

ピーク・エンドの法則
ピーク・エンドの法則とは、人がある出来事の印象を判断するときは、その出来事の最も感情が高ぶった「ピーク」と終わりの「エンド」が強く影響されるというものです。
実験は、被験者に2通りの体験をしてもらい、「もう一度体験するにはどちらがいいか?」という質問をするというものです。
2通りの体験は以下の通りです。
体験1:14度の冷水に手を60秒間入れる。
体験2:14度の冷水に手を60秒間入れた後、水温を14度から15度まで少しずつ上昇させながら、30秒間手を入れ続ける。(被験者は、最後の30秒間に水温が上がることは伝えられていない)
つまり、「体験1」と「体験2」のどちらも最初に60秒間不快な体験をして、その後「体験2」だけ30秒間少しはマシな体験をしたわけです。
この2通りの体験をした後、被験者に「もう一度体験するにはどちらがいいか?」を質問したところ、ほとんどの被験者が「体験2」と答えたのです。
「体験2」での最後の30秒間に少しだけ楽になったという「エンド」の記憶により、その体験全体の印象を「体験1」よりも良く思ってしまったのです。
ピーク・エンドの法則が使われている例として、映画があります。
例えば、あなたは映画が面白いか面白くないかを判断するとき、その映画の「クライマックス(ピーク)」と「ラストシーン(エンド)」に大きな影響を受けるのではないでしょうか?
たとえ途中まで退屈な内容が続いていたとしても、大きく盛り上がるシーンがあったり最後にそれまでの伏線が回収されたりすれば、映画が面白かったと思うはずです。
このピーク・エンドの法則は恋愛にも応用できます。
LINEを終わらせるときに相手に好印象を与えることができれば、相手はあなたに対して好印象を抱いてくれるのです。
では、具体的にどのようにLINEを終わらせればいいのでしょうか。以下からモテるLINEの終わらせ方を紹介します!
モテるLINEの終わらせ方
相手を褒める

LINEの終わりのタイミングで相手を褒めると、相手はあなたに好意を抱きやすくなります。
具体例としては、

じゃあまた今度ねー
まなさんと話してるとめっちゃ楽しくて、時間忘れちゃった笑
まなさんって話し上手だよね!
こんな感じです。
LINEの終わりのタイミングで相手を褒めることで、そのとき相手が感じた「嬉しい」という感情が今後も残り続けます。その結果、相手があなたに好意を抱きやすくなるのです。
考えさせる質問をする
LINEの終わりのタイミングで相手に考えさせる質問をすると、相手はあなたに好意を抱きやすくなります。
具体例としては、



まなさんと話したいことがあったんだけど、LINEだと長くなっちゃうから次会ったときに言うねー
こんな感じです。このような質問をされると、誰でも「話したいことってなんだろう」と考えてしまいますよね。
答えが気になって考えてしまう質問をLINEの終わりにされると、あなたから答えを聞くまで相手は無意識にその答えを求めてしまい、あなたのことを考えるようになるのです。
さらに、相手はあなたのことを意識する機会が増えるので、相手の脳内で単純接触効果が働いてあなたに恋愛感情を抱く確率が上がります。
単純接触効果とは、接触回数が増えるほどそのものに対する好感度が高まるという心理学的効果です。
この「考えさせる質問をする」を応用した、『「言いたいことあるんだけど」と送った後に未読無視をする』というテクニックがあります。この記事の「応用編」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
会話が盛り上がっているときに切り上げる


LINEで会話が盛り上がっているときに切り上げることで、相手は「この人とまた話したいな」と思ってくれます。
「LINEの終わらせ方が大事な理由」で説明したように、人がある出来事の印象を判断するときは、その出来事の最も感情が高ぶったピークと終わりのエンドが強く影響される「ピーク・エンドの法則」というものがあります。
LINEで会話が盛り上がっているときに切り上げることで、その場面は「ピーク」でも「エンド」でもあるため、絶大な効果を発揮します。
相手から見たあなたの印象は会話が盛り上がって楽しいときの印象と重なります。その結果、相手はあなたに好意を抱きやすくなるのです。
具体例としてはLINEで会話が盛り上がっているときに、



ごめん、お風呂入ってくる!
また後で話そ
こんな感じでLINEを送りましょう。
【応用編】「言いたいことあるんだけど」と送った後に未読無視をする
前提としてこのテクニックは、夜寝る前に好きな人とLINEで恋バナをしているという状況で使えます。
好きな人とのLINEを終わらせるときに、「言いたいことあるんだけど」と送った後に未読無視をすることで、相手があなたに好意を抱く確率が上がります。
具体例としては、



まなさんは気になってる人とかいるの?



んー秘密かなー(笑)



絶対いるじゃん!笑



そういえば、まなさんに言いたいことあるんだけど
こんな感じで送った後に、相手からの返信を未読無視します。
恋バナをしているときに「言いたいことあるんだけど」と言われると、相手は「何を言われるんだろう」や「もしかして告白されるのかな」と思います。その後に未読無視をすることで、相手は「寝ちゃったのかな」や「なんて言いたかったのか気になるな」と考えてしまいます。
これにより、相手は次にあなたに会うまであなたのことを無意識に考えてしまいます。その結果、相手の脳は「こんなにあの人のことを考えてしまうのは、あの人のことが好きだからだ」と勘違いを起こしてしまうのです。
相手が無意識にあなたのことを考えてしまう状態をつくることができれば、相手は自動的にあなたに好意を抱くようになります。
やってはいけないLINEの終わらせ方
スタンプを送る
スタンプを送って好きな人とのLINEを終わらせるのはおすすめしません。なぜなら、相手との次の会話に繋げづらくなってしまうからです。
スタンプを送ると、その日は簡単に好きな人と長く続いたLINEを終えることができます。しかし、次に相手とLINEをしたくなったときに会話を始めにくいのです。
一度会話を終わらせてしまうと、別の話題を出さなくてはなりません。好きな人との会話の話題を考えるのは意外と難しいですよね。
スタンプを送って終わらせるのは、これ以降LINEを続けたくない相手だけにしましょう。
逆に言うと、スタンプは友達とのLINEを終わらせるときには、一番良い方法です。
以下の記事では、好きな人との会話で盛り上がる話題について紹介しています。話題が思いつかなくて困っている人は、ぜひ読んでみてください!


既読無視をする
既読無視をして相手とのLINEを終わらせるのはおすすめしません。なぜなら、スタンプを送ってはいけない理由と同じように、相手との次の会話に繋げづらくなってしまうからです。
さらに、相手は「この人はもう会話をしたくないんだな」や「この人と話しても楽しくないな」と思ってしまいます。
例えば、あなたもLINEで既読無視されると、その人とはもう話したくないと感じるのではないでしょうか?
既読無視は、友達からの「ありがとう」や「分かった」というLINEに対してするのは問題ありません。
しかし相手が好きな人の場合、既読無視するのではなく未読無視をして次の日に相手との会話を続けるか、新しい話題を出してみましょう。
【まとめ】相手に自分を意識させることが大事
好きな人と長く続いたLINEの終わらせ方を紹介しました!
ここで紹介したテクニックを覚えておけば、もう好きな人とのLINEの終わらせ方に困ることは無くなるでしょう。相手に自分を意識させるようにLINEを終わらせれば、あなたに好意を抱いてくれるはずです。
相手が好きな人ではなく友達の場合は、スタンプを送ってLINEを終わらせれば良いでしょう。
「親近効果」や「ピーク・エンドの法則」を応用したテクニックは、LINEだけではなくデートの終わりでも使えます。好きな人とデートをするときは、ぜひ使ってみてください!